考察

 フライにパン粉がくっつく原理について考えてみた。フライを作る場合は、素材に粉をつけて玉子液をくぐらせた後パン粉をまぶすか、小麦粉の溶いたものを素材に塗りつけその上にパン粉をまぶすのが通常である(と僕は認識している)のだが、この場合、玉子や小麦粉の溶いたものが糊の働きをし、素材とパン粉をくっつけていると仮定する。どちらも熱を加えると固まると言う点で糊の働きをすることが説明できる。
 一方、マヨネーズの主な原料は玉子、油、酢であり、熱を加えた場合油や酢が蒸発(または揚げ油に溶け出す)して玉子だけが残り、それで糊の働きをするようになると推測できる。ならば、相当量のマヨネーズを素材に塗り付けなければ残る玉子の量が不足して糊の役割を果たせなくなると考えられる。
 確かに今日はマヨネーズを薄く塗った上にパン粉をまぶしたので、パン粉がはがれてしまったのだろう。次はたっぷりのマヨネーズで検証してみよう。