ローディはうそつき

 以前からローディはうそつきだと思っていましたが、さすがに今日は参りました。まぁ準備の悪い僕が悪いのは間違いないので、ローディを責めることはしませんが、本当に参りました。
 ゴール後に民宿に向かうのですが、次の日にも走る人は自転車を預けてバスで向かいます。僕は朝一のサンダーバードで大阪に行くため、どうしても自転車が必要なので、自走で民宿まで行くことにしていました。
 ゴール会場でそんな話をしていたら、Mさんが「ここへくる途中で山水荘*1の看板をみたよ。ちょうど峠をひとつ越えたあたり、1.5Km位かなぁ」と仰るので、ありがとうと来た道を引き返したのでした。
 そして、峠を一つ越えると民宿がいくつかあるけど山水荘は見当たりません。看板も見つけられません。まぁ、ローディはうそつきだからね、彼らにとってちょっとしたアップダウンは峠では無いのだろうともう一つ峠を越えると何にもありません。さらにもう一つ峠を登ると、ツインブリッジ能登の分岐。この先は山で民宿など無いのはさすがに覚えていましたので、民宿に電話して場所を聞こうとしましたが圏外。引き返すことに。ここまで約5km。引き返す途中で、先ほどの民宿のあった場所で道を聞こうとしたんですが、歩いている人などいません。携帯は相変わらず圏外。公衆電話も見つけられません。大会本部から送ってきた地図で確認しようとしましたが、なぜか能登島の地図だけ入っていません。他の人には送られて来ていたそうですが。
 もう少し戻って、明るい*2民宿で道をたずねたら、おばちゃん曰く「ここから右*3へ一つ目かな、いや二つ目*4の信号を右に曲がってず〜と行くとあるけど、分かりにくいからその辺で聞いて」との事。ここに来るまでに信号なんかありませんでしたけど。交差点のまちがいぢゃないの*5などと思いながら、戻ることに。案の定ゴール地点の入り口までに信号はありませんでした。
 でも、他に信じるものが無いので、そのまま峠を越えると少し賑やかなところに出ました。しばらく行くと一つ目の信号発見。ここで曲がろうかなとも思いましたが、役場に入っていきそうなので止めて真っ直ぐ進むと、程なく二つ目の信号がありました。信号の角に交番が有ったので道を聞こうと思いましたが不在でした。歩いている人に道を聞こうとも考えましたが、浴衣を着ていたり、その人に連れられている子供だったりしたので、おばちゃんを信じて右折。目的地を目指します。
 どんどん進みます。真っ暗な田んぼの中を。行く先に明かりなど見えません。家のある気配さえありません。でも、信じるものは他に無いので進みます。500m位行ったところで、おばちゃんを信じられなくなり、引き返すことに。先ほどに信号の角に旅館が有ったので、そこで道を聞きました。
 旅館のおばちゃん曰く、「その信号を右に行って、左に曲がるところがあるので、そこに看板も出ているので、そこを左に曲がって行くとそうだねぁ車で行くと10分*6くらいのところに集落があってそのはずれに有るよ。」と教えてくれました。でも確かな目標ができたので向かいます。
 先ほど引き返したところから2,300m*7行ったところに看板はありました。『旅館山水荘←』。えっ旅館ですか。目的地は民宿なんですけど。ここで考えること小一時間。

  • 旅館と民宿は違うよなぁ
  • でも、旅館とも民宿とも言わないのにおばちゃんは二人とも同じところを教えてくれたよなぁ
  • 今から引き返して、もう一度確認して*8も同じ答えだったら、ここまでの往復が無駄になるよなぁ
  • どうせそんなに遠くないんだろうし、言って違っていたらそこで聞けば良いや
  • 民宿と旅館ってあんまり区別されないこともあるよなぁ

 などと考えて、結局向かうことに。しばらく*9走ると道路標識がありました。目的地まで5Km。えっ、そんなん聞いてないよ*10。でも男が一度決めたことですから、そのまま進みます。
 まぁ、結局教えられたとおりに行って、目的地には着いたんですがね。ずいぶん遠回りをしました。ローディの無責任な発言を信じたばっかりに皆に迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。

*1:宿泊場所

*2:雰囲気では有りません。明かりが

*3:戻る方向

*4:どっちやねん

*5:ボケ入ってるんちゃう?

*6:この時点ではほとんど上の空で聞いていました

*7:2.3Kmでは有りません

*8:誰に

*9:500m位

*10:実は聞いてます